喜信堂について

喜信堂外観

喜信堂のはじまり

1931年頃の喜信堂の写真

大正時代、菓子づくりの技術に優れた土地として広く知られていた小樽。
菓子づくりを学びたいー
その一心で大正12年(1923年)4月、
キリスト教に信教があった小樽の和菓子店「愛信堂」に弟子入りいたしました。

修行を終え、旅立ちの門出にと愛信堂よりいただいたのが「信」と「堂」の2文字。
“お菓子を通じて喜びをお届けしたい”との思いと合わせ、「喜信堂」と命名し
昭和6年(1931年)7月、名寄にささやかなお店を開店させました。

こうして、その歴史ははじまったのでございます。

造るは心なり

定礎の写真

菓子づくりの修行だけではない、人としての修行を行うことこそ第一である。
みなさまから愛される人であってはじめて、喜ばれるお菓子を造ることができる。
名寄で創業以来、この精神を脈々と受け継いでおります。
「造るはこころなり」
御使い物といえば喜信堂と言っていただけるのも、長い年月をかけて築き上げてきたお客様との信頼関係の賜物。
時代を超えても、お菓子づくりの信念は変わることなく守り通して参ります。

愛の鐘

キンコンカンコーン。本店に備わっている鐘の塔から、一日2回、正午12時と夕方17時に鐘の音が響き渡ります。かつて地震のために具合が悪くなった折、地元のみなさまから「鐘はどうしたのですか。毎日聞いている音がなくなると、とてもさびしい」との声が寄せられました。喜信堂が地元のみなさまの暮らしに溶け込んでいると感じ、うれしい限りでした。 こちらの鐘の画像を押下すると鐘の音をお聞きいただけます。

名寄と喜信堂

名寄のひまわり畑の風景

北海道北部、四囲山々が連なり、名寄川が天塩川に注ぎ込む。大地の呼吸から生まれる清らかな良質の水…お菓子づくりに最適な環境がここにはあります。名寄市の気候は冬は極寒、昼夜の寒暖差が大きく、お米は粘り強く、野菜や果物は味が凝縮され甘くなるのが特徴。名寄産の、そして北海道産の本物の優れた材料をふんだんに用い、安心・安全で美味しい北海道のお菓子づくりへとつなげています。

お菓子づくりのこだわり

  • 「餡」

    喜信堂の餡は優しくまろやかな風味、なめらかな口当たり。風味がよく、味に癖のない北海道十勝産の小豆を使用しています。小豆を炊く火加減や時間の調整は職人が丁寧に行い、商品によって相性のいい餡に仕上げています。

    四季の宴の写真
  • 「はくちょう餅」

    北海道もち米の代表格で、生産量が最も多いのが名寄市。冷めても柔らかさが持続し、粘りが強く、赤飯や大福などの和菓子に適しています。他のもち米と比べると色が白いため、最中種は「はくちょう餅」を使用し、焼き上がりをきれいに仕上げています。

    はくちょう餅(もち米)の写真"

喜信堂本店のご案内

喜信堂本店店内の写真

本店は北海道名寄市にございます。名寄駅より徒歩5分。店舗でしかお取り扱いしていないお菓子が豊富に並んでおります。店内は約200平米の広さでゆったりとお買いもの頂けます。是非お立ち寄りいただき、ゆっくりとご覧ください。みなさまのお越しをお待ちいたしております。

喜信堂本店店内の写真
喜信堂 本店
住所
〒096-0012
北海道名寄市西2条南6丁目
電話番号
01654-2-2013
FAX
01654-2-2133
営業時間
9:30〜18:30
定休日
木曜日
JRをご利用のお客様
JR名寄駅下車後、正面の駅前通り(名よせ通り)をまっすぐ国道に向かって徒歩5分。右手に見えてくる白い塔屋のある建物が喜信堂本店です。
お車でお越しのお客様
国道40号線をまっすぐ北上し、西4条南8丁目の交差点を右折し、商店街が並ぶ「名よせ通り」にお入りください。通りを直進すると2つ目の信号の左手前方に見えてくる白い塔屋のある建物が喜信堂本店です。
名寄の風景の写真名寄の風景の写真